レッスン

ウィーン国立音楽大学の弦楽伴奏者をされているN先生のレッスンが風邪のためなくなり今日はコンツェントゥスムジクスのH先生のレッスン。

曲はモーツァルトのヴァイオリンソナタ454。

モーツァルトなのでどちらかというと歌いすぎずに作りたいと思っていました。しかしH先生は「オペラを意識して」ということを何度もおっしゃった。モーツァルトの後期であるからなのだろうか。時間的にもルバートととれるのではと思う部分も、先生が歌ったり弾いてくれるととても自然な気がしました。

「オペラのように」というとなんとなくやりすぎてしまう気がするのは自分だけなのでしょうか。もし他にもそう感じる人が多数いるならばきっと日本の音楽教育の弱点なのかもしれません。モーツァルトの「オペラ」というものは、イタリアオペラでいう「オペラ」というものの捉え方が違うのかもしれません。

考えればあたりまえか・・・。

特に印象に残ったのは「この穏やかな部分は、長いこと離れていた自分の家に戻ってきた時のように・・」というもの。
そのときの伝え方がとてもうれしそうで、きっとモーツァルトもこの部分を楽しんで作ったのかもしれないなと思ったのでした。
pの表現を追及してきましたが、もっと穏やかさの表現を豊かにしたいと思いました。

終わってからご家族とみんなで昼食。
ブルガリア料理がとてもおいしかった。